オリジナルジグ【熱転写挑戦編4】

今回は熱転写改です!笑
前回はジグの上から熱転写用ホログラムを被せ、更にその上からアイロンを押し当てることでホログラムをジグに熱転写しました。
そちらについてはこちら。
この方法でも熱転写自体は可能で、上手くやればかなりのクオリティーで仕上がりますが、なんせ完全に手作業であるため過加熱であったり加熱むらによるホログラムの劣化(輝きの低下)等が生じてしまいました。
過加熱や加熱ムラをどうすれば抑制できるか、カップ麺ができる間、考えに考え抜いた結果、スーパー良い方法を思いつきました。
それは。。。
アイロンで加熱した耐熱シリコンでジグをプレスする方法。
これならいけるかもしれないと、即実行しました。
準備したのは2種類の耐熱シリコン。
1つは少し柔らかめで厚さは18mmのもの。上から押し当てるものでジグの局面に追従させる為、少し柔らかめを選定してます。

もう1つは硬めのシリコン、厚さは9mm。上からの圧力を受け止めるため硬めにしました。下敷き用として使用します。ある程度の厚さがあった方が良いです。

また押し当てるときに力を掛けやすいように木に貼り付けました。余ってた木を適当な長さにカットして、適当な余ってた接着剤で接着しました。


こんな感じに。出来上がりました。

まず温度データ取りです。
アイロンをマックスにしてと。
シリコンを直接温めます。

今回使用したアイロンのマックス温度は大体170〜190度といったところです。

シリコンの耐熱温度は250度ですので直接加熱可能です。
適当に5分くらい加熱して表面温度を測定すると、アイロンを離した直後は170度、10秒後に147度。

20秒後は129度。

30秒後は116度でした。

今回使用するホログラムは120度前後で転写できますので、上記の結果からアイロンを離してから約20秒以内に圧着したら良さそうだと言うことがわかりました。
それでは実際にやってみましょう。
ジグはプラサフ後、ミッチャクロンを吹いて10分以上乾燥させてます。
まず青色のシリコンの上に、ホログラム、ジグ、ホログラムをセットします。

その間にもう片方をアイロンで加熱します。

5分位加熱したら、速やかに加熱したシリコンでジグを圧着します。
この時ジグの形状にシリコンを追従させるため出来る限りの圧力をかけます。自分の場合、全体重(65キロ)かけました。ジグが温まるのも加味して、約20秒程圧着。

表を圧着後、もう一度アイロンでシリコンを2分ほど温めて、その間にジグを裏返して同じように圧着しました。
その時の外観がこちらです。
なんという事でしょう。かなり良い感じです!?

柔らかめのシリコンで圧着したせいか、ジグの背中までホログラムが周り込んで接着してます?かね!?
剥がしてみましょう。
何という事でしょう!!ナイスじゃねーか!


落としてホロに傷がついたところがありますが、転写直後は完璧な仕上がり。
再現性確認のため、別のジグ、別のホロでも確認。

過去一の完成度です!!過加熱による曇もなくナイスな輝きです!!
でも1つ気になったのは。。
思ったほどジグの局面に追従できてない??背中の隙間が広いですね。。

てことで、もっと分厚いシリコンも準備してましたよ!!
じゃじゃーん、極厚バージョン、倍の厚み36mmです。

この極厚36mmシリコンで同様にやってみると。

ほほぉ、先程よりかかなり隙間が狭くなりました!!
。。。。。。
。。。。。。
でもまだあるなぁ。。。
体重では限界か!?
今回はここまで。
以上、今回の結果をまとめると、温度管理したシリコンで体重圧着したらホログラムの劣化もなく綺麗に熱転写が可能になりました!
今後の課題としてはホログラムのさらなる局面への追従であったり、押し付ける為の体力の向上です。何個も作ると、圧着する作業が思いの他、体力的にきつかったです笑
さて、どう今以上に圧力をかけようか。。。
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